月別アーカイブ: 2012年1月

ボーダー・ファッションで元気に

ボーダー柄、ストライプ、シマシマ模様の服を着ると、
どういうわけだか元気が出るような気がします。
胸を張ってシャキッと歩かないとボーダーに負けてしまいますからね。

個性的に、元気に、かっこよく、キュートに、自由に、
いろんな表情を見せてくれるボーダー柄。

寒くて縮こまっているときも、ちょっと落ち込んでいるときも、
シマシマ・ファッションで元気に街を歩いてみませんか。

春の足音

何日も前に降った雪が、まだ日陰に残っています。
公園では子どもたちがわずかに積もった雪をスコップでかき集めて、
雪だるまを作っていました。

東京の冬は空気が透き通っていて、
深呼吸をすると心のなかまで透明になりそうな気がします。

春はまだもう少し先だけど、
華やかな色の、ふわりと軽い洋服が気になり始めました。

耳を澄ますと春の足音が聞こえてくるようです。

手創り市

先日、雑司ヶ谷の鬼子母神で月1回開催されている「手創り市」に行ってきました。
この時期、屋外でのイベントは寒いのですが、
キュッと引き締まった空気を吸いながら、陽だまりのあたたかさを感じたり、
四季があることのありがたみを感じながら歩いたり、
こういうことができるのも冬の良さだなーと思います。

「手創り市」では自分で作ったものだけを売るというコンセプトなので、
木工、編み物、アクセサリー、紡ぎ、染めなどジャンルはさまざまですが、
自然の素材を生かして生活を豊かにするという点で
共通するところがあるように感じました。

そして、自分の生活にも取り入れてみたくなるヒントもたくさんあります。
なにも全部手作りしなくても、
雑誌のなかの気に入った写真やイラストを切り抜いて壁に貼ってみるとか、
それだけでも生活がうんと豊かになりますね。

便利さだけを追求する時代から、
先人たちに受け継がれてきた手作りの良さを見直す時代に
これからはなっていくんじゃないかな、なんてことを思いながら楽しんだ一日でした。

手創り市のホームページはこちら

小津安二郎監督

新年最初の映画は、名画座にて小津安二郎監督の映画を観てきました。
『東京暮色』と『東京物語』の2本立て。

1957年に公開された『東京暮色』は初めて観たのですが、
次女の明子役・有馬稲子が現代風のかわいらしさで、
笑顔を見せない陰のある役どころがまたぴったりで感動しました。
映画自体は小津作品のなかでも暗くて、救いどころのないストーリーなのですが、
彼女のロングコート+頭にかぶったスカーフがとても魅力的でした。
ちょっと真似してみたいな、と思ったり。
原節子の美しさは、言うに及ばすです。

『東京物語』のほうはもう何回観たか数え切れないほどですが、
観るたびに新しい発見と感動があります。
やっぱり、笠智衆と東山千栄子の老夫婦のシーンはどれも泣かせます。
家族の絆や核家族、老いや死、世代間のギャップなど、
とても深い内容を描いているにも関わらず、
いつ観ても驚くのは、すべてのカットが宝石のようにあまりに美しいこと。
小道具ひとつにもこだわりを見せた小津監督独自のセンスが光っているからでしょう。

小津安二郎はエッセイのなかで、
「自分には師匠はいない」というようなことを書いていました。
一方で、映画館に行っただけで退学という時代に、
鳥打帽をかぶって大人たちに混じって外国映画をむさぼるように観ていたというのですから、
そのころから独自の美学のようなものを構築していたんですね。

ともあれ、新年早々、一生の宝物を再確認したような気持ちになりました。
もし私がこれからお嫁に行くとしたら、
高価な宝石のついた指輪はいらないから、
『東京物語』のDVDを嫁入り道具にしたいなと思いました。
そして折に触れてこの映画を鑑賞して、だんだんと年をとっていく自分がどこで感動するのか、
香川京子が「あたしそんな風になりたくない」と言ったように、
かつて「あんな風になりたくない」と思った大人に自分がなっていないか、
そんなことを思いながら何度でも観てみたいと思いました。

映画館には『東京物語』を100回くらいは観ていそうな
中高年のオールド・ファンがたくさんいましたが、
意外にも学生さんとか若い人が多くて、これならまだまだ日本も捨てたもんじゃない
と頼もしく、うれしい気分になった今年のお正月です。